3.俳句を始めました。 の続き(平成15年)です。



下は、小さな池にカエルの噴水と鹿威しが備えてある写真です。


【平成15年】
束にして 賀状を縦に 立てて見る     030102
急ブレーキ 雪道を舞う 雀の子 030108
母の味 七草がゆを 噛みしめる 030108
大雪を ぼやきて客の 遠路来る 030116
雨音の ポツポツ屋根に 寒の昼 030123
雪よりも 隠されし芽を 妻嘆く 030130
暁を 今日も覚えず 春来たる 030207
日差し受け 楽しむ如く 雪の舞う 030213

フキノトウ 今度は持参 すると言う 030220
薄氷 割れるも溶けるも 易かりき 030220
春大根 おろして甘き 台所   030227
春の夢 サッカーボールに 足合わず 030227
手のひらを 伸ばして名残り 雪を受け 030306
春眠や 堂々巡りの 夢の中 030306
ひな壇を しまいて鯉の 歌流る 030306
まなうらの 父母の口論 彼岸かな 030321
二次会の 夜風温しや 砂利の道 030403 桜道 着メロ音と すれ違い 030403
まなうらの 山かげおぼろ 春霞 030403 画面より 花火飛び出す メールかな 030403
幹撫でて なるほどこれが 猿滑り 030406
遅くとも 一度見に行く 桜かな 030416
春祭り 見守る親の 傘の顔 030416
田おこしに 負けずさえずる 鳥もいて 030502
出世より 妻の菜園 草を取り 030502
新茶とは 知らずいつもの 味を言い 030503
林道に 水音のして 滝を知る 030514
ランドセル タンポポ飛ばす 口の先 030522
草笛の 音色まちまち 下校道 030522
いつの間に 伸びたや 枇杷と 背比べ 030528
伸び過ぎの わき芽を詫びて そっと摘む 030604
大声で 妻が指差す 小ヘビかな 030611
葦刈りて いろはカルタの 遠めがね 030611
夏至の夕 飯はまだかと 腹の虫 030619
蟻の列 どこまで続く 子供の目 030701
噴水に 手を当てたらし 池の音 030701 靴蹴りて 天気占う 梅雨晴れ間 030701
黙々と 七夕の雨 天隠す 030707
棚上の 団扇のホコリ 指で撫で 030717
夏休み 婆ちゃん宅で 隠れん坊 030722
梅雨明けて 蝉と虫の音 混じりけり 030804
台風の 気配も見せぬ 日射しかな 030812
ふた鳴きで やまず異変か 今朝のキジ 030820
何時だったか ゲタ響かせて 夏の夜 030820
うちわ止め 里の歴史に 聞き入りぬ 030823
夜の涼 雲の合い間の 火星かな 030827
アサガオの 蜜吸う蜂を 妻見つけ 030903


落雷の ありしを知らず 今朝の雨 030903
まなうらに 昔写して夜長かな 030909
虫の音を しばし止めて 夜汽車かな 030918
霧の下 滝音響く 深さかな 030925
トンネルを 出て雪国の 逸話聞く 030925
金木犀 バス来るまでの 香りかな 031008
熱燗と 刺身と演歌 平和かな 031016
風に乗り どこから来たや 柿落ち葉 031029
風邪ひいて 夢は畑の 父母と遭う 031030

吊し柿 縛るわが手は 美人肌 031105
秋雨に 古寺の由来ヲ 女将説く  031113
石仏の 幾つあるやら 枯れ葉道 031113ン
熱燗を さしつさゝれつ 囲碁談義
小春日を 拾いものとて 野良仕事 031119ン
山里の 庭の柿摘む 人もなく 031127
木枯らしや 路地をカサコソ 通り抜け 031127
雪つりの トガリ帽子の 高さかな 031127
まなうらの 母が好みし うませ柿 031204
うませ柿 わらべ数えし オリの中 031204
峠越え 雪嶺と海 目に迫る 031208
講話終え 熱っぽい胸を 撫でおろす 031210
雑踏は 気にせず我は 日なたぼこ 031216
味問われ 黙って夕げの おでん食べ 031217
二人きり 聖夜のケーキ 残りおり 031224
点字打つ 賀状の表 裏を聞く 031224

 愚作も日記代わりに載せました。  自己満足でまだまだ下手な句ですが、徐々に書き加えていこうと思います。

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