4b. ブラインドスキーに挑戦!
【1回目の挑戦】
平成19年1月27、28日の二日間にわたって極楽坂スキー場で開催されたブラインドスキー講習会に初めて参加させて頂きました。
若い頃はよくスキーを楽しんでいましたが、目を悪くしてから約25年間、全くスキーから遠ざかっていました。参加を決意した後、「見えないのに平衡感覚が得られるか?」と、少し不安はありました。しかし、インストラクターの方々の適切で親切なアドバイスのお陰で、安心して楽しく滑る事ができました。
中でも「脛(すね)でスキー靴を前に押すように心がけて膝を曲げる」とのアドバイスが分かりやすくて実感がありました。たしかに、「ハの字形」に開いているスキーの一方を脛(すね)で押し続けると反対方向に回転を続けますし、脛(すね)で押すのを止めると回転も止まると言う事がしっかりと感覚で分かりました。正に「目からウロコが落ちた」思いがしました。
すぐ後を滑るインストラクターの「右」や「左」の声で方向を教えてもらいながら滑る時は少し緊張しましたが、人がいない所で「自由に滑って良い」と言われた時はリラックスしてマイペースで滑る事ができました。リフトを降りてから下まで休まずにゲレンデを滑り降りた時は25才ほど若返ったような気がしました。 (少しオーバーかな?)
来年も参加できたら良いな、と願っています。今度はボーゲンでなくパラレルで挑戦して見たいですね。
ご尽力を頂いた三つ星山の会の皆様をはじめ、セントラルライオンズクラブ、富山市社会福祉協議会、大山観光開発の皆様、また、インストラクターやサポーターの皆様、本当に有難うございました。 2007/02/01記
【2回目の挑戦】
第6回ブラインドスキー講習会が平成20年1月26・27(土・日)の両日、富山市社会福祉協議会主催、富山三つ星山の会共催、大山観光協会の後援で、立山山麓スキー場(極楽坂エリア)に於いて開催されました。参加された方は約50名で、その内、視覚障害者の方は18名でした。私は昨年に続いて2回目の参加でしたので、今回はあまり不安もなく、リラックスした気分で参加する事ができました。
私は若い頃、よくスキーを楽しんでいましたが、目を悪くしてから約25年間、全くスキーから遠ざかっていました。昨年この講習会に参加を決意した時は、「見えなくても平衡感覚が得られるか?」と、不安がありました。しかし、インストラクターやサポーターの方々の適切で親切なアドバイスのお陰で、安心して楽しく滑ることができました。
中でも、「回る時は脛(すね)でスキー靴を前に押すように心がけながら膝を曲げる」と言うアドバイスが分かりやすくて実感がありました。たしかに、「ハの字形」に開いているスキーの一方を脛で押し続けると反対方向に回転を続けますし、脛で押すのを止めると回転も止まると言うことがしっかりと感覚で分かりました。正に「目からウロコが落ちた」思いがしました。
昨年は初めてのブラインドスキーとあって、無理をしてはいけない、という気持から、専らボーゲンだけで滑っていましたが、今回は少しでも上手に滑りたいという欲が出て、パラレル(両スキーを平行に揃える)を取り混ぜながら滑る練習をしました。パラレルでも不安を感じる事なく滑る事ができましたが、緊張感はありました。
スキーで一番怖いのはケガです。インストラクターの「右、左、スピードの出過ぎ、自由に滑って良い」などの声を聞きながら滑るのですが、急に横から曲り込んでくる人もいます。私の滑る方向、他の人の滑る方向、両方を見ながらインストラクターの方は適切な判断をして私を声で誘導されるのです。万一の事があれば、大変です。インストラクターやサポーターの方は「ドキドキ、ヒヤヒヤ」の連続だったと思います。私も誘導の声を聞き漏らさないよう、緊張しながら滑りました。
それでも下まで休まず滑り終えた時は非常に心地よい気分で、まだ俺も若いなあ」と自画自賛していました。
私は貸しスキーを利用したのですが、今のスキーや靴は大変進歩していて、短時間で着脱できるようになっていました。昔はヒモ締め靴で、ゲレンデへ出るまでに相当時間が必要でした。またリフトも昔は1人乗りでしたが、スキー客が減少した今は家族連れ客を呼び込もうと、2〜4人乗りリフトが多いようで、視覚障害者でもサポーターの方と一緒に乗れるので安心です。
ペンション・ホワイトベルでの夕食はアルコールも入って、山やスキーの話、カラオケなどで大変盛り上がります。実は、これもブラインドスキーの楽しみの一つなのです。
ご尽力を頂いた三つ星山の会の皆様をはじめ、富山市社会福祉協議会、大山観光開発の皆様、また、インストラクター、サポーターの皆様、本当に有難うございました。来年も参加したいと思いますので宜しくお願い致します。
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