3.俳句を始めました。 の続き(平成11年)です。



下は、小さな池にカエルの噴水と鹿威しが備えてある写真です。


【平成11年】
初夢が 覚めて見直す 宝くじ 990103
割れ氷 解ければ同じ うつわ水  990118
成人式 会場の外 花盛り 990118
寒修行 尼僧の声の はつらつと 990201
ぎこちなく テープに合わせ 雛の歌  990212
啓蟄や ジョギング連れの 走り行く 990305
涅槃会だご 孫のポッケに そっと入れ 990315
ビタミンの 終りを飾る 雪の舞い 990323

(3月で蓑島さんがハーソナリティを務められたKNBラジオの「ビタミンワイド」が終了しました。福光で「心晴会」というグループの例会があり、蓑島さんに来ていただいて講演を聞きました。アナウンサーの水口さんがテレビ取材をされました。吹雪が舞う寒い日でした。)

 4月から数家さんの「朝市ラジオ」が始まり、その中で「アンソロジー朝の音」として俳句コーナーが残り、引き続き蓑島さんがコーナーを担当されました。

タンポポの 綿毛飛べよと 吹きし頃 990402
まなうらの タンポポいつも 童等と 990402
二上の 芽吹きの匂う カーブ道 990404
居酒屋に ひと枝ありて 花見酒 990404
もどり雪 皮ジャンの人 さっそうと 990409
飲み過ぎを 春眠と言いて 顔洗う 990409
靴下に 桜吹雪の 名残かな  990414
草笛を 吹く子もあるや 下校道 990422
耕運機 来ぬ間に逃げよ カエル達 990428
手を引かれ 振り向く子供 ツバメ飛ぶ 990428
剪定の 足元やわき モグラ道 990428
ビール腹 太鼓のリズム 取って見る 990506
初蝉や バーベキューの 箸を止め 990520
片言の 子の指先の 燕の巣 990527
葉が茂る ブナに耳当て 脈を聞く 990601
(ブナが水を吸い上げる音を耳で確かめました。脈を打っているようでした。感動しました。「水あげ」と言うそうです。)

ドラミング 空に響くや 探鳥会  990601
冷汗の 話もありて メール来る  990611
かたつむり 子らに見つかり 家に入り 990618
子ら去りて 葉上に角を かたつむり  990618
窓開けて 潮騒かすか 梅雨晴れ間 990702
海開き 昔の砂は 熱かりき 990702
朝顔や 網へと誘う 手に細し 990707
天の川 幼きロマン おぼろげに 990707
七夕を 送りし小川 まなうらに 990707
ガラス戸に はぐれ蛍が 灯をともす 990709
画面では 蝉が鳴くらし メール読む 990730
七夕の トンネルを行く 電車かな 990804
打ち水や 隣もぼやく 昼下がり 990804
ムクロ蝉 何を見聞きし 鳴いたやら 990812
雨音に 混じりて鳴くや 蝉ひとつ 990812
アサガオの 今朝も四・五十 妻の言う 990812

秘けつ問い アサガオ仰ぐ 郵便屋 990910


ふと聞けば こおろぎもいて 夜の風 990820
遠雷や ウインドーズを急ぎ閉め 990820
鈴虫や 幾年ぶりか 田んぼ道 990826
翁来て 仕事談議に 秋夜ふけ 990903
虫達の 鳴き比べ聞き 酔い覚まし 990918
栗坊主 来客の都度 友が減り 990929
ひびの音 出してなお打つ 添水かな 991006
二年(ふたとせ)を 打ち続けたる 添水かな 991006
千鳥足 金木犀が 鼻くすぐ 991016
夢おぼろ 菊の手入れの 父笑う 991111
白杖の 唔を落ち葉が 追い越しぬ 991117
雪だより タイヤの溝を 指で見る 991126
障子戸を 外して家の 広かりき 991126
小春日や みちくさの子等 隠れん坊 991210
来年は 沢山ならせよ 木守柿 991210
挨拶を こよにに丸め セールスマン 991224

 自己流でまだまだ下手な句ですが、徐々に書き加えていこうと思います。

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1.あまはらし(雨晴)・義経岩・渋谷川・太田・二上山・万葉の里

2.鹿威し(ししおどし)・添水(そうず)・つくばい

4a.クラシックギター

4b.ブラインドスキーに挑戦!

5.鍼灸マッサージ・私の治療室

6.簡単に持ち運びできる牽引装置

7.片手でも使える車椅子

8.つけもの石が不要な漬け物器

9.回転しない安全な新しい扉開閉装置を考案

10.ゼンマイを利用した全面払拭ワイパー装置を考案

11.低振動エンジンの基本型を考案

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